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まいむのFQ二次創作

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トラパス小劇場11~15

PC版に設置しているWeb拍手に、それぞれ期間限定で置いてあった、トラパス小劇場を公開いたします。
それぞれに、一応舞台となっている自作品へのリンクを貼っておきましたので、参考にしてください。

短いですが、楽しんでいただければ幸いです。

今回、小劇場を始める以前の作品に、小劇場を書きました。
執筆完了時のテンションではないため、イマイチのりきれてない感は否めませんが・・・
オマケ程度に見てみてください!





トラパス小劇場その11

蘭の香りと消えたマリーナ番外編~たからもの~の小劇場です。 
 
 
「あ、おじさん、すいませーん。そこのパンと、チョコレートくださーい」
「おう、いらっしゃい嬢ちゃん! 35ギルだ」
「はい、えっと・・・35ギルね」
「まいどー!」
「あら? あなた、そのお財布、もしかして」
「はい? この財布ですか?」
「ええ、その財布、ステキですね」
「えへへ、分かります? プレゼントしてもらったばかりなんですよ!」
「・・・やっぱり・・・どんな方からいただいたんですか?」
「わたし、冒険者してるんですけど。その、一緒に冒険してるパーティのメンバーからもらったんです!」
「あら・・・恋人とか、大切な人じゃ、ないんですね」
「やだぁ! そりゃ、大切は大切ですけど、家族みたいなもんですから! 恋人とかそんなんじゃないですよ!」
「・・・そうなんですか、それで、あんなトコに・・・名入れを・・・」
「え、なにか?」
「いえいえ、なんでもございませんよ。ただ・・・もしあなたが・・・」
「―――だああああっ、パステル、てめぇ、なにひとりでほっつき歩いてんだよ!!」
「あ、トラップ!」
「あ、お客さ・・・」
「ほら、クレイたちが待ってんだ、とっとと行くぞ! ほれ、ほれ!」
「え、え、え・・・あーもう、わかったってば!」
 
「そう・・・それで、あんなトコに、名入れを・・・」
 
 
 
トラパス小劇場その12

※ “らしく”いきましょ!の小劇場です。
 
 
 
「わぁーったって、次の回にはオッサンも混ぜるからさ、とりあえずこの勝負を終わらせるまで待ってろよ!」
「う、むむ。確かに、それもそうだな」
「え、えええ!? いいわよ、次のゲームにしましょ!」
「そ、そうだそうだ! ほら、JBのためにゲームやってるんだからさ」
「いや、途中で辞めるのはよくないからな! わしのことは気にせず、まぁ、決着をつけたまい」
「ううう・・・じゃ、クレイどうぞ」
「しょうがないな・・・エイッ・・・うわ、5だ!」
「クレイ、アウトだ」
「4、4が出ますように・・・ホイッ!! きゃぁぁぁ、やったぁぁぁ!」
「ぱーるぅ、4だお!」
「やったやった! ジャスト21! ってことは、わたしが、クレイに命令していいってこと?」
「じゃあ、ボクとトラップあんちゃんは負けちゃったデシか?」
「ま、そういうことだな」
「パステルぅ、変な命令はやめてくれよ~」
「そうねぇ、どうしようっかな~」
「あー、悩むくれぇなら、とっとと次のゲームに行こうぜ!」
「何よ、罰ゲームつけようって言ったのはトラップじゃない!」
「時間切れ時間切れ! おいオッサン、待たせたな!」
「ああ、・・・しかし、いいのか、罰ゲーム」
「いいんですよ。トラップにとっては、誰かさんが誰かさんに命令する以外の罰ゲームは、意味がありませんからね」
「・・・キットン、なんか言ったか!?」
「いーえ、空耳でしょう! ささ、次のゲームは何にしますかね?」
 
 
 
トラパス小劇場その13

悩殺ビキニで海水浴!?の小劇場です。

 
 
「あーあ、やっぱり・・・」
「うげっ、リタ!」
「あんたたちねぇ、いくらパステルが紅一点だからって、着替えを覗こうなんて浅ましいマネ、やめなさいよ」
「ややっ、そうではなくですね、家族同然のパーティであるわたしたちとしましては、一体どんな水着を着せようってのか、気になるじゃないですか!」
「そ、そうそう! あんまり大胆な水着だったりすると、心配というかなんというか・・・」
「水着、心配だ」
「・・・ノルまで真っ赤になっちゃって・・・あんたたち、恥ずかしいと思わないの!?」
「誰が覗くかよ! 一緒に暮らしてんだから、んなもん、別に覗こうと思ったらいつだって覗けるしな」
「・・・トラップ、お前・・・」
「覗いたんですか!?」
「・・・ば、ばっかやろう! そうじゃなくて、おれが言いたいのはだな・・・」
「ま、ともかく。水着のことなら何も心配要らないから」
「で、どんな水着なんですかね? ほら、我々にも、心の準備というものが・・・」
「ふふ、聞いて驚け! このリタさまが選んだ、悩殺ビキニよ!」
「悩殺!?」
「ビキニ!?」
「ほほう、それはそれは」
「っつうか、・・・リタはそれを着たのか?」
「そうよ!」
「・・・誰を悩殺するつもりだったんだよ?」
「・・・トラップ、あんただけ、報酬のビール抜きでもいいのよ?」
「わわ、わ、すみません、リタさま! それだけはご勘弁!!」
「人の痛い過去に触れるもんじゃないわよ! ・・・ったく、もう!」
 
 
トラパス小劇場その14

ルーミィの初恋の小劇場です。 

 
 
「ルーミィ・・・なんだかかわいそうね」
「いいんだよ、初恋なんてもんはさ、実らねーもんだろ。実らなかったからこそ、いい想い出になるっつーかさ」
「へぇぇ、トラップがそんなこと言うなんて!」
「まるで、実らなかった初恋があるような口ぶりですねぇ」
「う、うっせぇ! おれだって、そういう想い出のひとつやふたつ・・・!」
「へぇ、知らなかったな。相手は誰なんだ? おれの知ってる子?」
「あ、もしかして、現在進行形で初恋ですか?」
「違うっつーの、そんなもんガキの頃にとっくに終わってら! 今のは・・・」
「今のは?」
「・・・!!」
「ええええーっ! トラップに、現在進行形の恋があるの!?」
「ほんとか? 教えろよ、トラップ!」
「・・・ねーよ!」
「いいじゃないですか、教えてくださいよ、トラップ!」
「ないったらない! 断じて、ない!!」
 
 
 
トラパス小劇場その15

おつかいクエストⅢ~注目の冒険者を取材せよ!?~の小劇場です。

 
「あー、せいせいした」
「なんだ? トラップはカシアスのことが苦手だったのか?」
「苦手っつうか、なんつうか・・・」
「しかしですね、カシアスがいなかったら、パステルは冒険者になってなかったわけですからね。そういう意味では恩人なんですよ、トラップ」
「ま、そりゃそうだけどよ。・・・は!?」
「ぎゃーっはっはっはっ・・・」
「あー、確かにそうだよな。パステルも、カシアスに出会ったから、冒険者になることを決めたんだって言ってたもんな」
「・・・・・・」
「そうか、カシアスのおかげで、今パステルはおれたちと冒険してるってことか」
「ぐふ、ぐふふ・・・いちいち言い直さなくてもいいですよ、クレイ。トラップも気づいたようですからね」
「て、てめえ、キットン・・・何が言いたいんだよ!?」
「だから、トラさんは、カシアスに感謝しなきゃいけないんッスよ」
「う、うっせー!! それは・・・その、ともかく、トラさんて呼ぶな!」
「ぶははは、ト、トラさん・・・」



トラパス小劇場オマケその1

一途なのは・・・誰?の小劇場です。

 
 
「トラップと、パステルが帰ってきた」
「へ? 一緒にですか?」
「あそこ歩いてる」
「ほおー、本当ですね」
「よかった、おれ・・・パステル、迷子にならないか心配してた」
「ぎゃっはっはっは、そうですねー。いつもは泊まらない宿ですからねぇ」
「トラップ、迎えに行ってくれたのかな?」
「そうでしょうね、カジノに行ってるとばかり思ってたんですけどねぇ。なるほど、なるほど」
「キットン・・・」
「いやいや、分かってますよ、ノル。わたしだって、トラップのジャマをしようと思ってるわけじゃ、ありませんから」
「おれ、トラップ、応援する」
「そうですね、温かく見守ってあげようじゃありませんか。ほら、なんだかじゃれあってますよ」
「嬉しそうだ・・・」
「ラブラブ・・・に見えるんですけどねぇ」
「うん・・・」
「トラップが報われる日は、来るんでしょうかねぇ」
「・・・うん・・・」

 
 
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はじめに

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プロフィール

HN:
まいむ
性別:
女性
自己紹介:
中学生の時にフォーチュンクエストにはまり、一時期手放していたものの、最近になって改めて全巻買い揃え・・・ついには二次創作まで始めてしまいました。まだ未熟ですが、自分の妄想を補完するためにも、がんがん書いていきたいと思ってます。
温かく見守ってくださる読者様募集中です。

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