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まいむのFQ二次創作

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おつかいクエストⅡ~沼地のワナに気をつけろ!~(2)

シルバーリーブに、ヒュー・オーシがやってきた!
なんと、リングワンダの社長が、またパステルたちにアイテムの材料集めを依頼したいと言っているらしい。
今度のおつかいクエストの行き先は・・・沼地!?

※「フォーチュンクエスト外伝2 パステル、予備校に通う」のキャラクター、カタリーナが登場します。

(1)はこちらから





    ハンカチで泥をぬぐいつつ。ヒポちゃんの背中で、ノルとみんなの様子を見守る。
「見つけたみたいだな」
「そうね」
大きく手を振るカタリーナの元へ、クレイが近づいていって、ポケットから出した小ビンを差し出す。
ここからでも、かすかに光ってるのが見える。あれがネオンスライム?
えええ、カタリーナ、スライムを手でつまんでるよ!
ぶるぶるぶる、あんなぶにょぶにょしたキモチ悪いものを・・・ううう、カタリーナってすごい。
「クレーイ、見つかったのー!?」
口元に手を当てて、大声で叫ぶと。
「ああ、見つかったぞー! いいから、パステルはそこで待ってろー!」
待ってろって言われても、気が気じゃない。
あああ、ルーミィなんか、泥をぐちゃぐちゃやって遊んでるし! 跳ねた泥で服が水玉になっちゃってる。
あ、キットンが転びそう!
ハラハラと手を握りしめていると、トラップが唐突に叫んだ。
「お、おい! なんだあれ!」
指差す先を見ると、沼のほとりに生えるぐねぐねした木の根元で、何かが光っている。
なんだろ・・・? ネオンスライムじゃないの?
トラップが、ひょいひょいと近づいて行って・・・万歳した。
「おおお、た、宝箱じゃねーか!」
うそー、まさか、こんなところに?
「ほんとだ・・・宝箱、光ってる」
ノルは、わたしよりも目がいいんだよね。わたしの隣で身を乗り出して教えてくれた。
薄緑に光るそれは、まるで獲物を誘うモンスターのようで、イヤな予感がした。
そう感じたのは、わたしだけじゃなかったみたい。
「トラップ! 勝手なことするな!」
「だめぇ、トラップー! なにか沼にいるわ!」
「危険が危ないデシ!」
みんなの叫び声が一斉に響くと同時に・・・宝箱が、がぶっ!とトラップを飲み込んでしまった!
「ト、トラップ―――!!」
そしてそのまま、宝箱が沼に沈んでいく。
さっきまでトラップが立っていたぬかるみが、急に底なし沼になったみたいに。
うそでしょ、そんなことって、ある!?
「みんな、気をつけて! 沼の精霊が騒いでるわ!」
カタリーナが叫ぶ。
ほんとだ、静かに澱んでいた沼の中心部が、さざなみだってる。
そこから・・・なにかが姿をあらわした。
沼と同じ色の、どんよりと暗いグレー。頭の先から足元まで全部同じ色だったけど、それは女性の形をしていた。
もしかして、モンスター? まるでグレーのドレスを纏ったかのようなそれは、軽々と大きなものをそれぞれの手に持っている。
なにあれ! 人のような形をしたそれは・・・泥ダンゴになったトラップだ!
泥だらけでよく分からないけど、ひょろっとした身体と長い手足は、間違いない。
でもどうして、二人いるの?
「うふふふ」
まるでヌイグルミでもぶらさげるかのように、二人のトラップの首根っこをつかまえたその女性。
くぐもった声で笑うと、呆然と彼女を見守るわたしたちに呼びかけた。
「わたしは、この沼の主、リリアダ。来訪者よ、お前たちがわたしの沼に落とした男は、どっち?」
「昔話みたいだ」
ぼそっとノルが言った。
「あ、わたしも知ってる! 泉にオノを落とした木こりに、泉の女神が『あなたの落としたのは、この金の斧ですか、銀の斧ですか?』って言う話よね?」
「そうだ。でも、ということは・・・」
「どっちかのトラップが本物で、どっちかが偽者ってことよね?」
「そこ、うるさい!」
わたしとノルが話していると、リリアダの鋭い声と共に、泥の塊が飛んできた。
ひゃああ、もう! カタリーナじゃないんだから!
「ま、ともかく、本物を言い当てたら返してあげる」
リリアダは、両手にぶらさげたトラップを揺さぶった。
「・・・!!?? うわ、なんだなんだ?」
「おいおい、これはどういうことだよ?」
ぐったりしていたトラップが、目を覚まして暴れた。
「トラーップ、あなた、宝箱につられて、捕まっちゃったのよ!」
わたしが、口に手を当てて大声で叫ぶと、泥に包まれたトラップの顔が、こっちを向いた。
うわっ、ほんとに見分けつかないよ! ドッペルゲンネルみたい。
うーんと、とりあえず仮に、リリアダに向かって右のほうのトラップをA、左のほうをBとしましょう。
A:「げげっ、罠だったっていうのかよ! ちくしょー、卑怯なマネを!」
B:「ちくしょう、おれの宝箱を、返せ!」
全く同じ様子で騒ぐ。
えええー、ど、どっちが本物のトラップなの!?
「あのー、我々が間違えたら、トラップはどうなるんですかね?」
キットンが、間延びした声でリリアダに聞くと、彼女はグレーの身体をゆらゆらとさせて喜んだ。
「うふふふ、そうね。わたしと一緒に、この沼の主になってもらおうかしら」
A:「じょーだんじゃねぇって! おい、ぜってぇ間違うなよ!」
B:「おまえら、仲間だろ! 当てろよ、ぜったい!」
騒ぐトラップの様子を見ながら、クレイやキットン、カタリーナたち沼地メンバーが相談を始めた。
「ねぇ、クレイ! 分かりそう?」
「ああ、間違いない! そっちの、左のほうのトラップだ!」
「ほんとにぃ~?」
「パステルー、おれは生まれたときからヤツとつるんでるんだぜ? 間違いないよ」
あー、そりゃまぁそうだけど。
でもその自信は、どこから来るのかしら? 
疑うわけじゃないんだけど、クレイって、ほら・・・不幸のクレイだから・・・
A:「だぁぁぁ、バカかおめぇ! おれだよ、おれのほうが本物だ!」
B:「おおお、クレイ、さすが! ほら、早く助けてくれよ!」
A、Bそれぞれのトラップがクレイに向かって叫ぶ。
沼にいるメンバーたちは、本物はBというクレイの結論に異論はないようで。ウンウンとうなずいている。
えええ、ほんとに、ほんとにそれで合ってるの?
「ねぇ、ノル。ノルはどう思う?」
わたしがノルの腕をぐいぐいやって聞くと、彼は困ったような顔をして首をかしげた。
「おれも、あっちのトラップが本物だと思う」
「どうして?」
「うーん・・・雰囲気か?」
うーん。ノルの答えを聞いて、わたしは考え込んでしまった。
そう。結局、雰囲気とか、感覚でしか見分けることはできないんだ。だって、見た目も声も一緒なんだもの。
でも・・・なんか、違う気がするんだ。
クレイたちが正解だと思ってるBのトラップ。なんだか、話し方が固くない? 
うーん、気のせいかなぁ。他のみんなはそう思ってないみたいだし・・・
「パステルは?」
「わたしは・・・あっちのトラップが正解だと思うのよ」
「クレイに、言ったほうがいい」
わたしは、ノルのやさしい目にうながされて、クレイを呼んだ。
「ねえ、クレーイ! わたし、そっちじゃないと思うんだ!」
「えええ?」
一斉にブーイングをするメンバー。
その中で、大喜びしたのはAのトラップだ。
バンザイすると、わたしに向かって親指を突き出してみせた。
A:「おおおっ、おめぇにはわかるんだな!? パステルちゃん、さっすがぁ!」
B:「なんだよパステル! おれがわからないのかよ!」
うん、ほら。やっぱり、そうだ。Aが本物のトラップよ。
ふたりのトラップがしゃべればしゃべるほど、Bのトラップは違うっていう確信が、もりもりわいてくる。
リリアダが、わたしたちの様子を面白そうに見ている。
「ねーえ、そろそろ決めてくれない? ほら、そこの精霊使い。取りにいらっしゃい」
カタリーナに向かって、ほら、とトラップを突き出す。
「えええ、クレーイ、どっちよぉ」
わたしとクレイを交互に見つつ、カタリーナがふたりのトラップを指差す。
「カタリーナ、わたしを信じて!」
「いや、そっちのトラップだ」
「多数決でもとれば?」
叫ぶわたしとクレイ。どうでもよさそうなリリアダ。
困った顔をしていたカタリーナは・・・
わたしに、ぺろっと舌を出した。
「ごめーん、パステル!」
うそぉぉおお! クレイ一筋のカタリーナは、案の定というかなんというか・・・躊躇いもせず沼の水面を駆けると、クレイの言うとおり、Bのトラップにぽんと手を触れた!
「こっち!」
にやりと笑う、リリアダ。
「ブブーッ、ざぁんねんでしたっ!」
ばしゃん!
すると、どうだろう!
カタリーナのタッチしたトラップが、ただの泥水になって、沼に戻っていってしまった。
「ばっかやろー! どーやったら間違えられるんだよ! なんとかしてくれぇ、おれ、この泥オンナに喰われちまう!」
トラップが暴れた。
リリアダは、その様子を、眉根(?)をひそめて見ると。
「あーあ、うるさいわねぇ。わたしだって、そっちのイイ男ならともかく、あんたみたいな不味そうなの、いらないわよ!」
指を指されたクレイは複雑そう。リリアダは、そんなクレイに投げキッスをすると、わたしとノルのほうへ向き直った。
「そこの女の子は当てたことだし。あの子に免じてってことで、お返しするわ」
え、わ、わたし? 
「はい、受け取んなさい」
ぎゃ、ぎゃぁぁぁぁ!
リリアダは、ぽいとトラップを放り投げた!
「だぁぁぁぁぁ!」
トラップがヒポちゃんに乗ってるわたしめがけて飛んでくる。
受け取りなさいったって、無理、無理!
思わずわたしが頭を抱えてしゃがむと、ノルがしっかりとキャッチしてくれた。
「ノル、さんきゅ! ったく、おめぇ、よけんなよ!」
「ううう、ごめん・・・でもほら、解放してもらえたのは、わたしが見破ったおかげなんだから!」
「さ、あんたたち、用は済んだんでしょ! とっとと帰りなさいよ」
もめるわたしたちに、リリアダはしっしっと手を振ると。クレイに向かってシナを作ってみせた。
「そこのイイ男だけ置いてってくれると嬉しいんだけどな」
カタリーナが、あわててクレイの腕にしがみつく。
「だーめ、クレイはあたしのなんだから!」
いや・・・それも・・・違うし。
 
「いやいやいや、ごくろうじゃった!」
まぁ、とにもかくにも、ネオンスライムは取ってこれたわけで。
ビンの中でぷよぷよと揺れるスライムを、リングワンダの社長の元に届けたわたしたち。
社長は、大喜びで迎えてくれた。
「こっちの準備はできとるぞ!」
そう言って取り出したのは、ペン状のもの。
「ほれ、ここに、このロウトを使って、スライムを入れるんじゃ」
ええっ、スライムを、そのまま入れるの!?
ペンをスタンドに立てて、ロウトをセットした社長。ロウトの中に、ビンの中身をドロドロッと入れてしまった!
「げげっ、それで、ほんとに書けるのかよ!」
「いやいやいや、まだまだ。ここに、わし特製の薬品を入れれば・・・」
ロウトの中でぷるぷるしているスライム。まだまだカタチを保っている彼ら(!?)に、社長が薬品をかけると・・・
なんと、しゅぅぅぅっという音と共に、スライムが溶けて・・・ペンの中に、ぽたぽたと収まった。満タンになったペンのお尻に、きゅっとフタをすれば、間違いなくペンだ。
すごいんだけど・・・中身がスライムだと思うと、使いたくないなぁ。
「いやいやいや、完成じゃ! ほれそこの娘、ちょっと書いてみるんじゃ」
うげっ、よりによって、わ、わたし?
おそるおそる、できたてほやほやの(実際ほんのり温かい! スライム自体は冷たいはずだから、溶けたときの熱かな? げげっ!)ペンを受け取った。
社長の差し出す紙に、ペン先をあてる。
「なんて書くの?」
カタリーナが興味津々で覗き込む。
うーん、とりあえず、自分の名前かな? 紙の上で、ペン先を軽く滑らせてみるけど。
「なんにもかけないお!」
ペンをじっと見つめるルーミィの頭の上で、キットンがあごに手を当ててうなずく。
「最初は、ペン先までスライムが下りてないでしょうからね」
「ああ、なるほどねー」
わたしは、ぐりぐりと紙の上で円を書くようにペンを動かした。
インクが詰まっちゃったときとか、よくやるよね。こうやってると、そのうち書けるようになるじゃない?
・・・でも。待てど暮らせど、紙がでこぼこになるくらいやってみても、インク(スライムだけど)は出てこなかった。
「んだよぉ、また失敗かよ!」
「いや、いやいやいや! そんなはずは!」
トラップがにらみつけると、社長は慌てふためいて、わたしの手からペンをひったくった。
「ううむ・・・薬品の量が、少なかったのか・・・それとも、配合の問題か・・・」
ぶつぶつ言いながらお尻のフタを取る。
すると、中からスライムが勢いよく飛び出した!
「うわわわわ!」
「きゃぁぁぁぁぁ!」
うそ、なんか、パワーアップしてない!?
ビカビカと激しい光が、わたしたちを刺す。
「いやややや、熱い、熱いぞ!」
スライムは、ビビるわたしたちを無視して、社長めがけて一斉に飛び掛った。
社長の白衣に貼り付くと、じゅうじゅうと湯気を出して、それを溶かそうとする。
「もしかして、スライム、怒ってるんじゃない?」
「ばかか、おめぇ。スライムに感情があるわけねーだろ!」
わたしが言うと、トラップに小突かれた。
「あるかもしれませんよ、トラップ。薬品との相性が悪かったのかもしれませんねぇ」
「そんなこといってる場合じゃないだろ、なんとかするぞ!」
クレイが剣を抜いたものの、スライムを切るわけにもいかず、困っている。
「そういうときこそ、あたしに任せて!」
さっと両手を組み合わせたカタリーナ、口の中でなにやら呪文を呟くと、高らかに叫んだ。
「水よ、水。今すぐ、そのスライムから消え去りなさい!」
しゅわぁぁぁぁ!
社長から、いやスライムから、勢いよく上がる水蒸気!
うわー、部屋中真っ白!
「なるほど、水溜りを干上がらせるのと、同じ要領ですね!」
感心するようなキットンの声が聞こえるけど、姿は見えない。
その水蒸気がすべて消え去った後には、放心したように座り込む、ボロボロの社長の姿があったのだった・・・
 
「あーあ、結局、また失敗だね」
「ったくよー、もうぜってぇここの依頼は受けねーぞ!」
「でもあたし、楽しかったよ?」
「ルーミィもぉ!」
放心状態の社長は置いといて、会社の人から報酬を受け取ったわたしたち。
そそくさと、リングワンダ社を後にして、ヒポちゃんに乗り込んだ。
ヒポちゃんも、わたしたちも泥だらけ。早く、シルバーリーブに帰って、お風呂に入りたーい!
あれ、そういえば、なんか忘れてない?
「クレイと冒険できるなんて、夢みたーい」
ちゃっかりクレイの隣に座っているカタリーナを見て、思いだした。
「カタリーナ、あなた、これからどうするつもりなの?」
「え? あたし?」
わたしの言葉に、きょとんとして自分の顔を指差すカタリーナ。
「あたしも、一緒にシルバーリーブ行こうかなっ。ねぇ、クレーイ、いいでしょ?」
「えええ?」
すりよられたクレイ。困ったようにわたしたちを見回すけど・・・ねえ。
わたしたちが顔を見合わせていると。
「カ、カ、カタリーナァァァ!!」
切羽詰った叫び声がしたかと思うと、だっだっだっと男の子が二人、ヒポちゃんめがけて駆け寄ってきた。
ぜえぜえと息を切らして、髪も振り乱して、必死の形相。
「あら、どうしたの、あんたたち」
涼しい顔でヒポちゃんから彼らを見下ろすカタリーナ。
あ、思い出した!
このふたり、カタリーナの仲間だよね。そうそう、一人はファイター、一人はヒーラー。揃ってカタリーナが好きで、ケンカばかりしてるっていう・・・
「ちょうどいいところに来たな、おめーら、こいつ連れて帰ってくれよ!」
トラップが、カタリーナの腕をぐいと引っ張って言うと、カタリーナはクレイの腕にしがみついて抵抗した。
「いやよ、あたし、クレイと一緒がいーい!」
「そんなこと言わないでくれよ、カタリーナ。ずっと一緒に冒険しようって、約束したじゃないか」
「おれたち、もう絶対ケンカしないからさ。頼むよ、戻ってきてくれよ」
拝むように、必死の説得をする男の子たち。
ぶーたれていたカタリーナも、ふたりに拝まれて、まんざらでもないようすだ。
そこに、クレイがにこやかに言った。
「カタリーナ、こんなに君を必要としてくれてる仲間がいるんだ、帰ったほうがいいよ」
「クレイ・・・」
「今回は楽しかったよ。また、チャンスがあったら、一緒に冒険しよう」
おおお、さすがフェミニストクレイ!
カタリーナは、頬を赤く染めながらも、素直に肯いた。
クレイに軽くきゅっと抱きつくと、ひらりとヒポちゃんから飛び降りる。
「クレイ、ありがとっ! パステルにトラップ、キットン、ノル、ルーミィちゃんもシロちゃんも。ありがとうね!」
「ばいばーい!」
「助かりましたよー」
「おねーちゃん、またあそんだげうよ!」
元気いっぱいに手を振るカタリーナは、男の子ふたりを従えてエベリンの街に消えて行った。
それをヤレヤレと見送ったわたしたち。
「じゃ、一件落着、帰ろっか!」
「だな!」
どろどろの身体と、わずかばかり温かくなった懐を抱えて。
わたしたちは、シルバーリーブの我が家へと、ヒポちゃんを走らせた。
 
 
 
***********************************
 
リリアダ
 
沼地に住む、女性型モンスター。普段は沼に同化しているが、泥人形のような女性の体で動き回ることもある。
沼に落ちた動物や人間を主な食糧とし、時には自ら捕食することもある。沼地の近くで、薄緑色に光る宝箱を見つけたら、それはリリアダの罠なので、近づいてはならない。近づいたら最後、宝箱に捕まり、リリアダのエサになってしまうからだ。
暇つぶしに人間をからかうこともあるらしいが、詳細は定かではない。若い男を好むという情報もあるが、これも定かではない。
未だ謎の多いモンスターである。
 
***********************************
 
ネオンスライム
 
読んで字のごとく、ネオンのように蛍光色に光るスライムである。沼地に生息し、葦の隙間や木の根元でひっそりと暮らしている。
基本的に害はないが、怒らせると、ピカピカと激しく光りながら付着し、対象物を溶かしてしまうので、要注意。万が一怒らせてしまった場合は、乾燥の魔法で干からびさせるのがよい。
ヒカリゴケのように、ビンなどに入れてランプ代わりにすることもできる。
 
***********************************



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



あとがき

あとがき書き忘れてました。あ、しかも、Web拍手も更新し忘れてた。
・・・ゴメンナサイ・・・もいっかい拍手お願いします(汗)

はぁ、書き始めてから、公開までずいぶんと時間がかかってしまいました。
・・・カタリーナ、いらねぇじゃん!と思わないでもない、この話。
しかも、トラパス要素がほとんどない!
リリアダは、書いてるうちに勝手に出てきました。やっぱり、モンスターのひとりやふたり、出てこないとね。
不完全燃焼な感じはありますが・・・完成までなんとかいきました。とりあえずよかった。
でも、おつかいクエストシリーズはまた書きます。今度は、リングワンダの社長以外の誰かを探そうかな?
 
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プロフィール

HN:
まいむ
性別:
女性
自己紹介:
中学生の時にフォーチュンクエストにはまり、一時期手放していたものの、最近になって改めて全巻買い揃え・・・ついには二次創作まで始めてしまいました。まだ未熟ですが、自分の妄想を補完するためにも、がんがん書いていきたいと思ってます。
温かく見守ってくださる読者様募集中です。

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