トラパス小劇場１～５

ＰＣ版に設置しているWeb拍手に、それぞれ期間限定で置いてあった、トラパス小劇場を公開いたします。
それぞれに、一応舞台となっている自作品へのリンクを貼っておきましたので、参考にしてください。

短いですが、楽しんでいただければ幸いです。

トラ×パス小劇場その１（4/4～

※カウンタが2000を超えた頃の小劇場です。特に、場面設定はありません。

 

　「パステル、何作ってんだ？」

　「あ、トラップ！ちょうどいいところに。ちょっと、味見してくれない？今日の夜ごはんなんだけど」
　「ええー、おれが？」

　「そうそう。えっと、スプーンは･･･はい、口開けて」
　「え、ちょ、ちょっと待てって、それはつまり」
　「ほら、垂れちゃうじゃない、早く早く。あーん」
　「･･･うむ、むぐむぐむぐ」
　「どう？」
　「うーむ、一口じゃわかんねぇな。もう一口」
　「えええー、やだもう、ごはんの時間まで待てないの？ルーミィじゃあるまいし」
　「もう一口！」
　「しょうがないわねー、じゃあ、はい、このスプーン使って」
　「･･･ちぇ」
　「なんか言った？」
　「いやー、別に。さーて、昼寝でもしてくっか」
　「あ、ちょっと！感想は？･･･もう、トラップったら。味見してもらった意味がないじゃない」
 

 トラ×パス小劇場その２ (4/10～

※おつかいクエスト～魔法の貝殻を探せ～の小劇場です。
 
　「もうー、トラップだけ全然釣れてないじゃない！魚釣れなかったら、今日の夜ごはんナシになっちゃうのよ」
　「うっせぇー、これからだよ、これから！」
　「ぎゃっはっはっは、これだからトラップはダメなんですよー。見てください、これ」
　「すごいなキットン、大物じゃないか！」
　「いやー、一番の大物は、スグリという素敵な女性ですけどねー！ぎゃっはっはっは」
　「･･･？キットン、なんの話をしてるの？」
　「魚も釣れないトラップには、一生掛かったって無理だってことですよー！」
　「･･･何が？」
　「ぎゃっはっははっはは･･･う、うぐぐ、なにするんですかトラップ！ほんとのことじゃないですか！」
　「余計なお世話だっつーの！」
　バシャーン！
　「ああああ―――！おさかなさんがにげたおう！」
　「も―――！ふたりとも、いいかげんにしなさい！」

 
トラ×パス小劇場その３ (4/15～

※ハーレムへようこそ！？の小劇場です。
 
　「ったく、おめーら、あーんな出るとこ引っ込んで、引っ込むとこ出てるような女の、どこがいいんだ？」
　「お前にはブクブク分からないのか？ブブブあの抜群のプロポーション。ブクブからだに余分なものがついて　いたら、ブクブブブ泳ぐのに邪魔ではないか」
　「･･････あんなキョトンとしたような丸っこい目」
　「なぜだ？ブクブあのキラキラとしたブブブ大きな目。我々にとってはブクブク最大の魅力だ」
　「･･････ひとりじゃ歩かせられないような方向音痴で」
　「我々の姫となればブブブ、おひとりで出歩かせるようなことはないブクブ。必ずお供がつくからブクブク、何の心配もいらない」
　「･･････鈍感で、ムードも何もなくて、毛糸のパンツ履いてるような色気ナシで」
　「なんだブブブ、ケイトノパンツとは」
　「･･････」
　「ふん、イサーキ様がブクブク、お前が一番のライバルだろうから、ブクブブ姫から引き離しておけとブブ命じられたのだが、ブクブ全く必要なさそうだな。お前はブクブク、姫の魅力を全く理解していない」
　「うるせぇ！おれを半魚人と一緒にすんな！おれは、おれはー！」
　「おれは、ブブブなんだ？」
　「う、ううう･･･なんでもねぇ･･･」

　
トラ×パス小劇場その４ (4/22～

※対決！怪鳥イヤンクックの小劇場です。
 
　「おかえり、トラップ、ノル、キットン！シロちゃんも、ご苦労様！」
　「あー、疲れた。ほい、パステル、これ余った携帯食料」
　「えええ？こんなに？」
　「う、まぁ、そうだ」
　「だってあなた、予定通りに帰ってきたじゃない。そりゃ、多めに渡したけど･･･なんでこんなに余ってるの？」
　「いや、ちょっと･･･」
　「拾い食いしたんじゃないでしょうね？」
　「ばかか、おめえ。ルーミィじゃあるめぇし」
　「あ、じゃぁ、どこかで女の子引っかけておごってもらったんでしょ！もう、こんな大変なときに、トラップってサイテー！」
　「っち、ちが･･･う･･･」
　「何よ、じゃぁなんなのよ！」
　「いや、別に、なんでもねえって！」
　「まぁまぁ、パステル、トラップも落ち着けって。ん？シロ、どうしたんだ？」
　「むぐぐ･･･ボクとトラップあんちゃんの秘密デシ･･･」
　「だぁぁぁ、シロ、言うな！それ以上言うなって！」
　（なんだ、この、浮気がばれた亭主のような心境は･･･）

 
トラ×パス小劇場その５ (4/30～

※同窓会は楽しいな！？の小劇場です。
 
　「ドリ、赤ちゃん生まれたら、教えてよね！がんばってね！　サキも、ドリのことよろしくね」」
　「パステルこそ、気をつけて冒険するのよ」
　「任せとけって！おれもパパになるんだからな！」
 
　「行っちまったな」
　「うん･･･」
　「んだぁ？どうしたんだよ。よかったじゃねーか、久々にクラスメイトに会えて」
　「うん、よかったんだけど･･･いいなぁ、お母さんかぁ」
　「まーだ言ってやがる」
　「はぁ～あ、いいなぁ。わたしも赤ちゃん欲しいなぁ。」
　「へへっ、じゃあおれが手伝ってやろうか？」
　「て、手伝うって･･･！？　トラップのバカ！えっち！」
　「痛てて、じょ、じょーだんだよ！誰がおめえなんか！」
　「わたしだって！ぜーっったい、あんたなんか願い下げよ！」
　「ぱーるぅ、ルーミィも赤ちゃん欲しいお。とりゃーぷ、てつだってくえうのか？」
　「･･･ぜってぇ、ムリ」
　「･･･そうね、さすがにそれは、ムリだと思うわ」

 



あとがき

　Web拍手を設置するにあたり、何かお礼をつけたい！と思って書いた小劇場。
　イヤー、イラストが描けないわたくしには、これしかできませんから。
　本編を書き終わった後に、ものの５分で勢いで書いてます。
　セリフオンリーなところが、まいむのこだわりです。
　お気に入りは、魚釣り。
　いかがでしたでしょうか。